日本においては
明治維新に伴う
廃藩置県によって大和に
琉球王国と
蝦夷を取り込んだ
大日本帝国という国民国家が成立した。それまで
幕藩体制下では民衆はまず直接の統治者である藩を国(クニ)として意識していた。
幕府による統一はあっても中央集権は緩やかであったし、
藩をまたぐ民衆の移動が制限されていたので言葉や文化、政治の違いも大きかった。
明治政府は
一君万民を唱え中央集権化を進めることで地方較差を薄め、
臣民としての意識を広めていった
[宮台真司曰く「幕藩体制下では『クニ』とは藩のことで、庶民レベルには『日本』という概念がなかった。だから、庶民レベルでいったんは忘れられていた『天皇』を“共通の父”としてもち出し、『一君万民』のフレームによってクニとクニの対立を忘却させ、一つの国民国家として融和させたわけです」宮台真司・宮崎哲弥 『ニッポン問題。M2:2』 インフォバーン ISBN 978-4-901873-04-8]。